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原因
アキレス腱と、かかとの骨が付着している部位(付着部)に強い牽引力(引っ張る力)が加わります。また、その少し上では腱と骨が接しているため、互いに圧迫力を受けています。これらの力が繰り返し加わることで、付着部に変性が生じ、痛みを起します。発症のきっかけは、かかとの骨や足の形の異常、仕事やスポーツなどによる使いすぎ、筋肉の柔軟性低下、不適切な靴などです。

病態

「アキレス腱付着部症」は、繰り返し負荷がかかることでアキレス腱と、かかとの骨との付着部に変性が生じ痛みが生じる、腱・靭帯付着部症(エンテソパチー)のひとつです。病状の進行にともなって、肉芽形成、石灰化、骨化などの組織の変化があらわれます。X線像でみると、腱に突き出た骨棘(骨のトゲ)が認められることもあります。
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次回は、診断のお話になります。





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by haraseikei | 2015-02-27 12:44 | 足の痛み
症状
アキレス腱とかかとの骨の付着部周辺に痛みがあらわれます。とくに、上向きに足首を曲げたときに強い痛みが生じます。進行すると、安静時にも痛みが続くようになります。
また、かかとの部分が深い靴を履くと、症状が悪化する場合があります。

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上図のように、アキレス腱がかかとの骨に付着する部分が腫れることがあります。



次回は、原因・病態のお話になります。





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by haraseikei | 2015-02-20 12:47 | 足の痛み
保存的治療 
 理学療法

  • アキレス腱や足底腱膜のストレッチを行います。
  • 足のかたちに合った靴を履くようにしたり、足底板を装着したりします。足底板の素材としては、かかとの部分に衝撃吸収材を用いることもあります。

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足底腱膜炎に有効な
足底板
足部アーチ保持のための隆起(白矢印)とかかとへの直接負荷を軽減するための凹み(赤矢印)を作成したもの。













薬物療法

  • 痛みを和らげるために、非ステロイド系消炎鎮痛剤の外用剤や経口剤を用います。
  • 痛みが非常に強いときはステロイドの局所注射を行うこともありますが、かかとの脂肪組織の萎縮や、腱膜の断裂をまねく恐れがあり注意が必要です。
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足のゆびから足首にかけて反らします。その際、足裏が伸びるようにします。
10回を1セットにして、1日3セット以上を目安に行います。

手術療法
  • 重症の場合は、足底腱膜の付着部を切り離す手術や、かかとの骨棘を切除する方法もあります。






by haraseikei | 2015-02-13 15:45 | 足の痛み
診断
以下の症状が認められた場合、足底腱膜炎と診断されます。
  • 足底腱膜とかかとの骨の付着部周囲に圧痛がある。
  • 長時間の立位、歩行、走行、歩行開始時のいずれかのときに、足底腱膜とかかとの骨の付着部周囲に疼痛があらわれる。
  • 神経の圧迫や障害、筋・腱の部分断裂、反射性交感神経性萎縮症、足底腱膜線維腫症等は除外する。

MRIでは、足底腱膜の肥厚と信号変化が観察される場合があります。また、かかと骨棘がみとめられることがありますが、診断の決め手にはなりません。

次回は、治療についてのお話になります。

by haraseikei | 2015-02-06 12:41 | 足の痛み

横浜市南区弘明寺整形外科、リハビリ、スポーツ、小児外傷、リウマチ/ペインを専門としたブログです。


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