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カテゴリ:スポーツで関節を痛めた方へ( 16 )

スポーツによる慢性的な膝痛には、

十分なストレッチをしましょう。


スポーツによる慢性的な膝痛には、程度は軽症から重症まであり、また色々な原因があります。特に、ランニングやジャンプを長時間繰り返しおこなうことによって膝に痛みが生じてきます。

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程度分類

軽症

スポーツは可能であるが、その後痛む。

アイシング、湿布、塗り薬、ストレッチなどで対応します。

中等症

プレーには支障がないが、途中と後で痛む。

プレー時間、頻度を減らす対応をした方が良い場合もあります。

重症

常に痛み、プレーに支障が出る。

スポーツをお休みして治療に専念する必要があります。

最重症

腱や靱帯の断裂。

小さなキズの繰り返しで、腱や靱帯の断裂を来すことがあります。

精査、安静、固定が必要です。


多くは、使い過ぎにより生じます。

靭帯や腱が骨に付着するところには、筋肉の動きによるストレスが集中しやすく、組織の小さな損傷が生じます。

また、靭帯が骨のすぐ上を通るところでは、膝の曲げ伸ばしによって靭帯と骨の摩擦が生じて炎症の原因になります。


原因の疾患

大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)

膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

鵞足炎

腸脛靭帯炎

など。

選手側の問題としては、筋力不足、筋のバランスの悪さ、成長の過程によるもの、柔軟性、アライメント不良などが挙げられ、練習や環境の問題としては、オーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、合わない靴、硬すぎたり軟らかすぎる練習場などが挙げられます。

診断

上記のような軽症から最重症の症状があり、圧痛の部位などにより診断可能です。

レントゲンや超音波検査、MRIなどを行い、損傷の程度や範囲をチェックします。

予防と治療

スポーツの前にはストレッチングを十分におこない、スポーツの後にはアイシングをおこないます。貼り薬や塗り薬もある程度効果があります。

発症しても軽症あるいは中等症であればスポーツは続けられるので、適切なコンディショニングによってそれ以上に悪化させないことが重要です。

膝周りのストレッチとしては、

代表的なものとして、大腿四頭筋、腸脛靭帯、内転筋などが重要です。

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by haraseikei | 2019-06-13 16:15 | スポーツで関節を痛めた方へ

野球肘について

野球肘について




「野球肘」の原因は色々あります。


ボールを投げるときには肘には大きな力が加わります。速い球を投げたり、悪いフォームで投げたりすると、1回1回の投球で肘にかかる負担が大きくなります。また球数が多くなると負担が増えます。


肘の内側:


上腕骨内側上顆障害(リトルリーグ肘)


子供に起こる障害です。肘の内側の骨の出っ張り成長軟骨が障害されます。子供の野球肘はほとんどがこの障害です。少年野球選手の20%以上にみられたという報告もあります。多くは1~2か月の投球中止によりほぼ治癒します。投球(送球)以外の練習などは中止しなくてもよい場合がほとんどです。


上腕骨内側上顆裂離


上腕骨内側上顆障害とよく似ていますが、これはある1球を投げた時から急に痛みが出ます。怪我なので1~3週間程度固定が必要なことが多いです。この場合も再発予防のために体の硬さ、フォームなどに問題がないかチェックし、是正します。


内側側副靭帯損傷


通常高校生以上で起こります。投球時の「牽引力」により内側の靭帯が引っ張られて損傷します。疲労がたまって徐々に傷んでくる場合と急に断裂する場合があります。投球を中止し、フォームや体の硬さなどに問題があればこれを改善します。また靭帯を補強してくれる腕の筋肉(回内屈筋群)を強化するなどのリハビリ治療を行います。それでも改善ない場合は手術となります。


尺骨神経障害


長年野球をすることにより肘に変形が起こり、この変形によって内側の神経(尺骨神経)が圧迫されたり、肘周辺の発達した筋肉が神経を圧迫したりして小指や薬指にしびれが出ることがあります。投げているうちにしびれが出て投げられなくなることもあります。改善しない場合には手術が必要となることがあります。


肘の外側:


離断性骨軟骨炎(上腕骨小頭障害)


野球肘で最も重症になる障害の1つです。ひどくなると関節軟骨の一部がはがれて関節ネズミとなったり、変形が起こって肘の動きが悪くなったりします。初期に発見されれば投球禁止で治り、手術はしなくてもすむ場合が多いのですが、末期になると手術が必要となり、手術をしても肘の動きの制限や変形が残ってしまうこともあります。最近各地で少年野球検診が行われるようになりましたが、一番の目的は離断性骨軟骨炎を早期に発見し、重症になる前に治療を行うことなのです。およそ100人に1-2人の割合で発見されたという報告があります。


肘の後方:


肘頭疲労骨折


ボールを投げ肘が伸びるとき(フォロースルー)に、肘の後ろで骨同士の衝突が起こり、これを繰り返すことで疲労骨折が起こることがあります。骨端線が癒合した中学~高校以降で起こります。投球を休止し、フォームや体の硬さなどの問題を改善し、再発を予防します。なかなか治らない場合、繰り返す場合にはボルトなどで疲労骨折を固定する手術を行うことがあります。


いろいろなところが痛くなるもの:


関節内遊離体(関節ねずみ)


軟骨や骨のかけらが骨の間に挟まって痛みを出します。挟まっていないときは全く痛みが出ませんが、挟まると激痛が起こります。手術となる場合もあります。


※全日本軟式野球連盟は、小学生が軟式球でプレーする場合、投手の投球数を1日70球以内とする球数制限を導入することを決めました。各チームが目標とすべき<1>野手も含め練習での全力投球は1日70球、1週間で300球以内<2>練習は1週間に6日以内、1日に3時間以内<3>1年間での試合数は100試合以内-などとするガイドラインを作成しました。

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by haraseikei | 2019-04-16 21:50 | スポーツで関節を痛めた方へ

腰椎分離症は、過度なスポーツなどによって腰に負担がかかり、椎弓が分離(骨折)してしまう疾患です。


分離症では上体を後ろに反らした姿勢をとったときに分離部のストレスや炎症が増大し腰痛がおこります。下肢のしびれなどの症状が現れることもあります。若年者が腰伸展により腰痛を訴える場合は分離症である可能性が高いです。


初期であれば、激しい運動をやめて硬性コルセットで固定することで分離が癒合する可能性があるので、安静とコルセットによる保存療法を行います。


コルセットで腰部を固定し、約2~3ヶ月間、激しい運動だけでなく体育の授業なども含めた運動を中止し、治癒を促します。


リハビリは、腰を安定させるために骨盤周囲の筋肉を伸ばすストレッチと筋肉の強化を行います。具体的には、大腿部の前後をよくストレッチし、腹筋・臀部の筋肉を強化します。


初期の腰椎分離症の場合、固定とストレッチなどの適切な治療を行った場合は、90%近くのケースで腰椎の癒合が期待できるといわれています。運動を再開する時期としては2~3か月後を目安にし、CTやMRIなどの画像検査で腰椎の癒合を検査して医師の許可を得てから行うようにしてください。運動を中止した場合、1か月程度で腰痛が消失する場合が少なくありませんが、必ずしも椎弓の癒合が完全に終わっているわけではないからです。


当院では、初診時にレントゲン、疑わしい場合はMRIで診断しております。その後は1か月に1度のレントゲンフォロー、リハビリ、3-4か月後にはCTにて癒合の確認をしております。

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by haraseikei | 2019-04-16 11:44 | スポーツで関節を痛めた方へ

スポーツによるケガ、痛みの診断、治療行っております。疲労骨折や分離症などは、レントゲンのみでは診断できないことがあります。疑わしい場合は、超音波、必要があればMRI、CTを行います。MRI、CTは提携医療機関あり、当日検査も可能です。

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by haraseikei | 2019-04-16 08:53 | スポーツで関節を痛めた方へ

痛めたら「冷やす」「安静」「固定」が基本

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ACL損傷(再建術後)のリハビリテーション
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反復性肩脱臼(術後)のリハビリテーション
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ACL損傷はトレーニングにより、発症を軽減することができます。
<ポイント>
  • ハムストリングス(膝屈筋)の筋力強化
  • アライメント(着地等の膝の向き)の正常化
  • バランス能力の向上

わからないことがあれば当院へご相談ください。



by haraseikei | 2014-10-03 12:41 | スポーツで関節を痛めた方へ

スキー、スノーボードをやっている方、こんなことはありませんか?

膝が痛い

原因

a0296269_09450727.jpgスキーやスノーボードで転倒し、膝を外側(膝が内側に入る)したり、過伸展(膝が後ろに反る)したりすると、

①膝前十字靭帯(ACL)
②膝内側側副靭帯(MCL)
③内側・外側半月板(MM・LM)

を損傷することがあります。その後の運動時に膝くずれ(giving way)や挟まり感(catching)が出現する場合は手術の適応にもなります。また、手術後のスポーツ復帰には適切なリハビリテーションが重要になります。




a0296269_09450728.jpg肩が痛い

原因

スキーやスノーボードでの転倒や他人との衝突で、後方に手を突いたり、手を後方へ強制されることで肩関節が脱臼することがあります。その後は、初回よりも弱い動作で脱臼を繰り返しやすくなります(反復性肩関節脱臼)。リハビリテーション(運動療法)を行っても、症状が改善しない場合は手術が必要になります。手術後は筋力強化を主体にしたリハビリテーションが重要になります。





次回は、処置やトレーニング方法についてのお話になります。






by haraseikei | 2014-09-26 12:41 | スポーツで関節を痛めた方へ

痛めたら第一に「安静」「固定」
急性痛では、第一に安静を。場合によって消炎鎮痛薬、湿布などを使用します。長期間の安静は柔軟性の低下につながるため、強い痛みが軽減したら、腰痛用ベルトや手首用サポーターなどを用いて負担を軽減し安定を図りながら、ストレッチを行いましょう。痛みが続く場合は早めに当院までおくしください。

痛みが軽減したら、ストレッチ、筋肉トレーニングを。
痛みが強い状態で行うと、筋が緊張して痛みが増強する場合もありますので、筋肉を和らてから取り組むとよいでしょう。
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腹筋群や背筋群、股関節の屈曲/伸展に関与する筋群をトレーニングすることで、腰痛の予防につながります。
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ストレッチの他、手首、肘、肩まで含めた筋肉トレーニングをすることで、予防につながります。
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けがをしないために

  • 十分なウォーミングアップを行い、運動後はマッサージ、入浴などで疲れを取り除きましょう。
  • ウォームアップ・クールダウンのストレッチを欠かさず行いましょう。
  • 上肢の骨や背骨に異常がある方のストレッチ、筋肉トレーニングは、当院までご相談下さい。




by haraseikei | 2014-09-19 14:28 | スポーツで関節を痛めた方へ

ゴルフをやっている方、こんな症状はありませんか?

a0296269_11155075.jpg腰が痛い
原因
ゴルファーの多くが腰痛の経験があります。ゴルフスイングは体幹のねじりと逆ねじりを繰り返すもので、腰椎の非生理的な動き、さらに中高年以降では腰(広背筋、中殿筋、大殿筋など)や下肢の筋肉が硬くなり、腰部の背骨や骨盤の関節、椎間板の加齢的変性が起こっているので、ストレスがかかり、腰痛を引き起こします。症状が腰痛のみで下肢の痛みやしびれ、脱力感などがなく、レントゲン写真でも特別な異常がなければ、安静を保つなどして様子をみましょう。




a0296269_11155024.jpg手首が痛い
原因
無理なスイング、過度な力が入ったグリップ、地面を打つなどの行為が原因となり、手を握りしめる筋肉の腱が集まっている手首の部分、とくに母指をクラブのグリップよりに締める筋や、打球時に手首の返しに使う筋肉などに炎症を起こし、痛みが生じます。最も多いのは、尺側茎状突起の周囲痛です。その他、手根骨および手首周囲の関節や軟骨の障害などが起こります。肘にも同様の障害が起こることがあります。







次回は、処置やトレーニング方法についてのお話になります。




by haraseikei | 2014-09-12 13:08 | スポーツで関節を痛めた方へ

痛めたすぐは、「冷やす」と「安静」が基本。
冷やす
症状が起こったばかりのときは、炎症を鎮めるために痛みのある幹部を冷やしましょう。
安静
痛みが消失するまでは、テニスを休むことが大切です。

お薬
消炎鎮痛剤を服用したり、湿布薬や軟膏を用いる場合もあります。
注射
炎症や痛みの激しい時には副腎皮質ステロイドと局所麻酔薬の注射を行う場合もあります。

その後はストレッチ、筋力トレーニングが有効です。
腫れや痛みが治まったら、無理のない範囲でストレッチを行いながら柔軟性の回復を図ります。
適切なストレッチ、筋力トレーニングは回復を早め、けがの再発予防にもつながります。

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けがをしないために
正しいフォームで筋肉に無理な力をかけないようにしましょう。
ウォームアップ・クールダウンのストレッチを欠かさず行いましょう。





by haraseikei | 2014-09-05 12:23 | スポーツで関節を痛めた方へ

テニスをやっている方、こんな症状はありませんか?

ひじが痛い
a0296269_09555942.jpg原因
主にバックハンドストロークの際に、前腕の筋肉に連続的に負荷がかかることで、腱と骨が付着している部分(上腕骨外側上顆)に炎症や小さな断裂が生じ、いわゆるテニス肘と呼ばれる肘の外側の痛みを起こします。
フォアハンドストロークの場合でも、ハードヒットやスマッシュの多用などで上腕骨外側上顆に炎症や小さな断裂が生じ、肘の内側が痛むことがあります。








a0296269_09555907.jpgふくらはぎが痛い

原因
サーブ&ボレーや急な方向転換でダッシュをしたときなど、強く地面をける動作の際に、収縮している筋肉が急激に伸ばされ、ふくらはぎ(腓腹筋)の内側で肉離れを起こすことがあり、テニス脚と呼ばれます。肉離れを起こした瞬間はたたかれたような痛みを感じます。









ひじ・ふくらはぎの痛み、違和感がある時は、早めに当院へお越しください。

次回は、処置や、トレーニング方法についてのお話になります。




by haraseikei | 2014-08-29 12:45 | スポーツで関節を痛めた方へ