運動器不安定症 予防と治療
2022年 08月 05日
原因となった病気に対する治療がまず必要です。治療には薬、手術、リハビリなどがあります。
原因となった病気の治療と同様に、バランス体操や筋力強化が有効です。バランス体操によって転倒回数が減ること、膝や腰の痛みは運動によって改善すること、などが知られています。ロコモの改善のためのロコモーショントレーニングもいいでしょう。
腰部脊椎官窄症などで歩行が困難な場合でも、杖などを用いて少し前屈みになれば楽に歩けるようなら、積極的に歩いてください。変形性膝関節症で膝が痛い場合でも。医師と相談して例えば体重のかかりにくいプール内歩行をするなど、工夫して運動をすることが大切です。ももの筋肉を強くする運動としては、SLR運動などがあります。
※日本手外科学会「整形外科シリーズ」から引用しております。
今回で、運動器不安定症 のお話は終わりになります。
by haraseikei
| 2022-08-05 12:24
| 整形外科シリーズ