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痛風、高尿酸血症



痛風、高尿酸血症


突然、足の親指の激痛におそわれ、腫れ、風が吹くだけで痛いことから痛風と呼ばれます。これが痛風発作です。


現在、痛風は非常に多く、痛風の前段階である高尿酸血症、予備軍の方は、40歳以上の男性に多く見られますが、最近では若い方でも痛風発作を起こすケースもあります。


これは、食べ過ぎやストレス、アルコールといった生活習慣の乱れや、激しい運動や脱水傾向といったことも関わっているとされています。


痛風は、尿酸値の上昇によって引き起こされます。


尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症で、8.5mg/dlを超える状態になると、いつ痛風発作が起きてもおかしくありません。


高尿酸血症になると、血液中に溶けきれない尿酸が結晶となって痛風発作を起こします。


激痛のもとになる尿酸は、プリン体が原料になります。


(1) プリン体を多く含む食事によって体内のプリン体が増える


(2) 新陳代謝により体内で古い細胞が分解されるとプリン体が出てくる


(3) 急激にエネルギーを使うとプリン体が生み出される


プリン体の産生量としては(2)が最も多いのですが、


これをコントロールするのは難しく、(1)と(3)を上手にコントロールすることが高尿酸血症や痛風の治療・予防にとても重要です。


痛風が原因となって発症する尿路結石、痛風結節、腎障害といった合併症を引き起こすこともありますので予防、治療が非常に重要です。




注意点




1 標準体重を目標にしましょう


 肥満の方は、減量することが重要です。ただし、あまり急激な減量は、尿酸値の上昇につながるので注意が必要です。


2 プリン体を多く含む食品の摂取は控えましょう


プリン体を多く含む食品の摂取は控えましょう。


プリン体は、水に溶けるので、肉や魚からとったスープにも注意が必要です。




プリン体の多い食品と少ない食品


極めて多い鶏レバー、マイワシ干物、イサキ白子、あんこう肝酒蒸し


多い豚レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、さんま干物


少ないウナギ、ワカサギ、豚ロース、豚バラ、牛肩ロース、牛タン、マトン、ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、ツミレ、ほうれん草、カリフラワー


極めて少ないコンビーフ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、焼きちくわ、さつま揚げ、カズノコ、スジコ、ウインナソーセージ、豆腐、牛乳、チーズ、バター、鶏卵、とうもろこし、ジャガイモ、さつまいも、米飯、パン、うどん、そば、果物、キャベツ、トマト、にんじん、大根、白菜、海藻類


(総プリン体量:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 2012年版)


3 水分を十分にとりましょう


 尿量が増加すると、尿酸の排泄量が増加します。水分を十分に摂取しましょう。水分は、できるだけ普通の水・お茶・ウーロン茶などで摂ってください。ジュースなどの糖分の多い飲料物は、エネルギーが高いので避けましょう。


4 アルコールは控えましょう


 アルコール飲料は、アルコール自体の代謝に関連して血清尿酸値を上昇させるので控えましょう。アルコール飲料の中では、特に、ビールはプリン体を多く含むので、避けましょう。


5 一日の食事は規則正しくとり、栄養のバランスが偏らないようにしましょう


 主食(ごはん・パン・麺などの穀類)・主菜(肉・魚・卵・豆腐など)・副菜(野菜類)を組み合わせて摂るようにしましょう。


 ただし、果物は果糖が多いので、摂りすぎないようにしましょう。


6 食塩の多い食品は控えましょう 


 高血圧は、痛風に頻度の高い合併症です。味付けも、うす味をこころがけましょう。

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by haraseikei | 2019-06-08 18:37 | 高尿酸血症・痛風